15年前の花火遊びでアパートを全焼させたかつての少年2人と、彼らにすべてを奪われながらその人生に寄り添う男。美談と呼ぶにはヤバすぎる再会と交流が、再び3人の運命を狂わせていく——。
本作は、人間の表層と深層に潜む意識の二重構造を描いていたように感じた。十五年前、人命を奪う放火事件に関わり、その後も犯人として扱われる苦しみを抱えてきた龍之介と拓海。その二人の苦しみ方は対照的だ。龍之介が前を向いて生きようとする一方、拓海は後悔にとら ...
言い換えれば「勝った方が正義」。 そして、大抵の場合、力が強い方が勝つ。 これは昔も今も変わらない。 この映画に出てくる侵略者たちの行為には、反吐(へど)が出そうになる。
迫力のVFXとサウンドで、サバイバル・スリラーとしてはけっこう良い線行ってます。 それだけでも良かったのに、と惜しまれます。 残念ながら、こじらせまくった父子関係、特に理不尽なほどマッチョを求める父親像と、それでも修復と和解にこだわる息子にゲンナリ。
クジラに飲み込まれた男は果たして脱出できるか、という単純だが、これまでに見たことないシチュエーション。それだけに先が読めず、ハラハラし面白かった。
被害者遺族が元少年たちを赦すフリをして復讐する話かと思ったら違ってた。 本当に赦そうとがんばっていたんだ。それが大事な人の言っていた言葉だったから。 真犯人のおじいさんが「あの言葉」をつぶやかなかったら・・・ ...
期待しすぎたかなぁというのが、素直な感想。綾野剛の演技に星プラス! 綾野剛演じる埜本の2人を赦している様子が、何となく空寒い。 そのままストーリーというか、演技に引き込まれていくのだけれど ...
クジラに飲み込まれる…という、衝撃的なドラマに興味を持ち鑑賞。 父親はお墓にはいない、海にいる… 無謀なダイビングは、父親から逃げた罪悪感から…でしょうか。 映像は、ほぼ海とクジラの腹の中。 音声もほぼ深海の水の音と悲痛な呼吸音。 飲み込まれてからは ...
事件を背負うことの重さ。それぞれが抱える過去や葛藤、そして、その先をどう生きていくのか。登場人物たちの生き方を通して、いろいろと考えさせられる作品だった。
日活末期の作品で監督は藤田敏八。 不良グループが宗教法人の現金を強奪する話で、拳銃やマシンガンも登場する。 梶芽衣子は脇役扱いで、藤竜也と地井武男がメインのワル。 昭和の空気がプンプン臭う。
(どちらもグレパのなりすまし変装シーンがあるけど)『ヒットマン』が「なりたい自分のように振る舞えば、それがやがて本当の自分になる」という作品だとしたら、本作は「なりたい自分になるためになりふり構わないでいると、本当に大切なものを失う」という作品だった ...
戦争孤児の実態を通して社会的弱者たちの苦悩を描く社会派映画。 戦後間もない混沌の日本で孤独な少女が、母親が、子どもたちが死に物狂いで生き延びた壮絶な日々の実状を描いた作品として評価はできるものの、引っかかるところが多くあったことも事実ではある。